ニ百年余を超えて遠野五百羅漢これからも

歴史雑記
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早いもので今年も残すところ一時間弱という所でこのblogを更新しています。

平成から令和へと時代が移った特別な年最後のblogは岩手県遠野市にひっそりと残る五百羅漢です。

10月22日即位礼正殿の儀が執り行われた歴史的な日に、私は岩手県遠野市にある五百羅漢に足を運びました。

遠野五百羅漢とは、今から200年余前の江戸時代の天明期に度々東北を襲った大飢饉で亡くなった沢山の人を供養するために大慈寺の義山和尚がたった一人で山中の自然石に500体の羅漢像を彫ったものです。

道中、もっと簡単なルートがあったのかも知れませんが、ナビを使ったら対向車が来ても、すれ違えないような狭く険しい山道でした。

苔がむしているただの岩にみえますが近づいて良く見ると僅かに線が残る優しい羅漢さまが自然石一体一体に刻まれています。

この五百羅漢は私的にもう少し大切に保存されるべき重要な史跡だと思うんですが、これからも時の流れに任せて朽ちて行くのは明確で、近い将来、羅漢が確認できないほど風化が進んでいくように思えてなりません。

近年の頻発する天災を風化させない為にも、もっと大きな力で(管理がどこになっているかわかりませんが)守って後世に残して欲しいと思います。

人間の豊かな生活と引き換えに地球が悲鳴をあげているのも事実だと思います。

2019年も沢山の災害がおこりました。

犠牲になった方を悼み、祈る事しかできませんが、義山和尚の祈りが時をこえて残り続けているように、決して忘れず、残していく事が後世の人を守ることにつながると思います。

来る年がどうか穏やかでありますように。

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